プロの印刷屋の独り言

印刷のプロから見た印刷業会のことや印刷トラブル、印刷技術情報や印刷通販の選び方などをお伝えします。

印刷用紙の選択は非常に重要です。

印刷物の用紙の選択はどうすればいいのか、

結構難しいと思います。

 

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それは種類だけではなく、厚みも重要です。

選ぶ用紙によって製品にならないこともあります。

 

一般の方は用紙の名前すら分かり難いと思います。

 

代表的(定番)な上質紙、コート紙、マット紙でも

どんな紙なの?ってなりませんか?

 

用紙の特徴は

上質紙はコピー用紙の様な普通の紙です。

 

コート紙は上質紙の表面を薄くコーティングした紙で、

ツルッとして少し光沢があります。

 

マット紙は上質紙の表面を薄くつや消しのコーティングした紙で、

光沢はありません。

 

これらの用紙は各製紙メーカーさんによって銘柄はバラバラです。

ちなみにコートは

王子HD「OKトップコート
日本製紙「オーロラコート」
大王製紙ユトリロコート」
三菱製紙「パールコート」

どのメーカーさんのコート紙でも多少の違いはあってもほとんど変わりません。

多少の違いは印刷特性(セットの速さ)であったり、白さ加減、柔らかさです。

 

どの印刷物にどの用紙を選択すれば良いかは

印刷通販の商品を選ぶと使用できる用紙が出て来ますので、

その中から選べばいいのですが、

例えば、少し高級なパンフレット「A3二つ折り(A4仕上げ)両面カラーのパンフレット」を作るときにパンフレットの用紙の中にコート紙の90kgが出て来ますが、

これを選んで発注し、商品が届いてみたら失敗したと思うでしょう。

 

何故でしょうか?

高級なパンフレットは当然ですが高級なデザインをしているはずです。

用紙も厚めの紙で印刷しないと、その高級感は出ません。

薄い用紙では中身が高級でも安物っぽく見えます。

 

同じパンフレットでも使用目的によって用紙の選択が違って来ます。

 

印刷物は手にとって見ますので、

手触りや、光沢感も非常に重要な要素になります。

 

印刷物は中身の内容とデザイン、

それに使用する用紙が合わさって商品になります。

 

用紙選びはグラフィックデザーナーさん、

もしくは近くの印刷屋さんにご相談ください。

 

長年の知識と経験のある街の印刷屋さんなら、

きっといいアドバイスがもらえるでしょう!

 

印刷通販サイトは用紙のサンプルが用紙してますので、

必ず請求して確認してからして下さい。

 

 

印刷通販の中でも用紙の取り扱いがすごく多いのがここ↓です。

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