印刷物は印刷屋さんだけで作れるわけではありません。
いろんな会社さんの協力があってこそ出来るのです。
例えば、
チラシを印刷する場合
印刷するまでに企画デザインが必要です。
まずはプランを練ります。
これは印刷営業や、プランナーやデザイナーの方がします。
デザインはデザイナーさんにお願いします。
キャッチコピーはコピーライターさんがいます。
写真をカメラマンに撮ってもらいます。
(最近はどなたでも気軽に写真を撮って投稿されてますが、やはりプロが撮影すると違います。)
データが出来上がったら、
まずは簡易校正刷り(プリンター出力)します。
プリンターも各種メーカーさんは一応印刷関連業者です。
(色が厳しくなかったら簡易校正で十分見本になります。)
そして印刷に廻します。
印刷するには用紙が必要ですね。
紙は紙屋さん(二次流通卸商)から仕入れます。
紙屋さんは一次流通卸商から仕入れて印刷会社に供給しています。
大企業は一次流通卸商から直で仕入れています。
(製紙メーカーさんは一次流通卸商にしか印刷用紙を売りません。)
印刷するには印刷機が必要で、
印刷機は印刷機メーカーが、作っています。
印刷する「はんこ」はオフセット印刷の場合はアルミ版(CTP)を使います。
CTPを出力するレコーダーもメーカーが作っています。
印刷インキもインキメーカーが作っています。
このアルミ版やインキを印刷屋さんに供給しているが
印刷材料を専門に扱う商社(代理店)なのです。
印刷後は化粧断裁をしますので、断裁機が必要です。
これもメーカーさんが作っています。
こうして沢山の会社や人々によって
印刷物は作られるのです。