印刷機の調子は毎日変わります。
機械なのに、
使う人の顔色を見たりもします。
人の精神状態によって
機械も機嫌が良かったり、悪かったり。
あり得ないかもしれませんが、
実際にあります。
常に可愛がって、機嫌よく接すると、
言うことをよく聞いてくれますが、
うまく行かないからと行って、機械に八つ当たりしたりすると
言うことは、聞いてくれません。
機械にも愛情を注がなければ
ダメだと言うことです。
愛情を持ってメンテナンスすれば、
どんな絵柄でも簡単にうまく印刷することができます。
印刷機のメンテナンスを人間に例えると
1、お風呂に入れる。(機械を綺麗にする。)
2、食事を与える。(オイルやグリースを差す。)
3、服や靴を新しくする。(消耗品の交換)
4、毎日血圧を測る。(機械の調子を見る)
5、無理をしない。(最高回転で印刷しない)
6、健康診断を受ける。(定期点検をする)
こんなところですかね?
その中でも毎日の健康状態を把握するのは重要で、
工場の環境(温度と湿度)も含まれます。
印刷の品質に関わるメンテナンスは
ローラー調整だと思います。
ローラーの調整は非常に重要で
きちんと調整してあれば、オペレーターの負担はかなり少なくなります。
良い状態とはローラー調整がきちんとできている状態で、
ローラーのニップ幅(接触幅)が適正に均一になっていれば、
湿し水の量を減らせることができ、インキ量も減らせ、
乾燥が早く、スプレーパウダーが減らせ、
印刷後のインキの光沢も良くなります。
なので、常に良い状態を維持しなければなりません。
これも印刷オペレーターの印刷技術のひとつだと思います。
上の1から6を実践するれば、
簡単に綺麗に印刷が出来て、機械の寿命も伸びます。
高額な印刷機なので、
寿命を1日でも伸ばす方がお得です。